魂は担当制

2024年02月28日

人は皆、誕生する前に魂が今世で担当する分野となるテーマ・課題をもって生まれてきます。

誰しもがまっさらな状態で生まれてはこないのですが、そこからその担当分野を学ぶためのカリキュラムをこなして深めていくのです。

多くは、過去世でクリアできなかったり、十分ではなかったものがテーマとして引き継がれ、引き続き今世であらたな肉体・こころ(自我)という器を携えて、同じようなテーマ・課題に挑戦していきます。

肉体は役目を終えたときに横たわりますが、その肉体を使って経験したいくつかの記憶・感情・観念は消えて無くなることなく、永遠に続く魂に刻まれていきます。それが、「過去世の経験が現在の問題として今世に影響を与える」ということです。

今世での経験ではないため当然覚えがないことに加えて、生まれた時から持っているものであるため、個人の性格や性質、気質、性格、感受性、習慣、癖として捉えて生きていることがほとんどです。

その過去世からもってきたものが、今世では生きる上で活躍するものであれば問題ないのですが、本来の自分自身を表現しながら生きることへの妨げになっていることが多いのです。

それは生まれる前から備わっているため、「自分が持っている」と自覚することは難しいものなのです。

自分自身はこうしたいのに、こう生きたいのになぜかそうできない。

もっと楽に物事や起きた出来事を受け入れたいのにできない。

なぜかいつもこうなる。

恐い、愛せない、コミュニケーションがうまくいかない、あることがとても気になる、仕事がうまくいかない、ひっかかる、つらい、きつい、身動きが取れない、しんどい、他者が羨ましい、億劫、などなど様々な感情として表面化していることの根っこに、過去世での経験が影響していることがあります。


わたしが最近とても腑に落ちているのは、「その魂にとっての課題」ということです。

魂、つまり個々によって課題が異なるので、

別の魂にとっては課題ではないものでも、わたしの魂にとっては今世の課題(テーマ)であるため、自分だけがこの問題に振り回され悩み苦しんでいるかのように感じるのです。

また、当事者以外の目線からみると、ある人にとっては容易でたやすいことでも、また別な人にとってはとても困難を感じているともいえます。

それが、自分と他者との間に、「ああすればいいのになぜしないんだろう?できないんだろう?普通はこうするのに…。」

といった、人と人とのコミュニケーションに不調和が生まれる要因にもなっています。

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ひとりひとりが、個々で魂の課題に挑戦している。前世でもチャレンジしてきて、今世も果敢にそれに取り組んでいる。

ひとりひとりの課題(テーマ)は別で、自分にとって課題でないものでも、他者にとっては課題=困難であったりする。

自分も今の課題がクリアになったら、次の課題として今他者が持っている課題(テーマ)を担当することがあるかもしれない。


他者との間に不調和を感じたときに、思いだしてみてください。


感謝を込めて


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