感情・魂・内なる本質へ ヒプノセラピー&カウンセリング hologram 

Mari 

hologram(ほろぐらむ)代表 心のセラピスト

 
 新しい年があけて間もない日の朝、ダイニングでくつろいでいると、目に映るものがきらきらと光をはなっているかのように輝き、それでいてとても静かで落ち着いているようでいて、完全に満ち足りていることに気がつきました。すべてのものが完全で、完全なる完璧で、ひとつの間違いも存在していないのです。
そしてあらゆるものがつながっていて、すべてが愛おしく、すべてが愛そのものであることを体感していたのです。と同時に、何もする必要は無い-ありのままでいい-という内側からのメッセージを受け取り、今までに感じたことのないほどの大きくて深い安堵と安心感・幸福感で満たされていました。

 その日から、ただ、今ここにー在るーという、喜びと無限なる愛に包まれている感覚が続いています。感情的反応は起こりますが、それに対する思考は働かず、ただ自身に訪れた感情を感じているとそれは去っていき、またーいまここに在るーという充足に戻るのです。いまここにいるとき、奥底からの安心感と自由、そして包まれるような深くて大きな愛を感じるのです。

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━━気付くことなく抑圧されていた感情の蓋が開く

 第一子を出産してから一年が経とうという頃、晴れていたので気持ちよく幼少期に通っていた保育園の園庭へ、抱っこ紐に抱えた我が子と散歩へ。すると予兆もなく心情とは無関係にも関わらず大量の涙が、急に溢れて止まりませんでした。 心はいたって晴れやかにも関わらず、理解できない自分自身の状況に驚き、困惑。その時もそして園に通っていた当時も、特段悲しくつらい思い出・状況があったわけでもないのに、まるで決壊したかのように溢れた涙が、その後の人生ストーリーの大きなきっかけになることに。直観的にひとりでは解決できないと感じていたところ、ヒプノセラピー【催眠療法】にであいます。退行催眠(インナーチャイルドセッション)で母親の胎内にいる当時や幼少期の自分の感情や、過去世回帰(前世療法)で魂でつながる別の性・肉体・名前の人生をバーチャル映画のように体感しながら過去を振り返り、自覚なく取り残されていた感情を手に取るように感じ直し、手離していくと同時に、本当の自分自身、自己の本質への理解がすすんでいくことに。 

━━人は、自分自身と他者のどちらの感情を大切にしたら良いのか。

 わたしは生まれた時から強いエンパス気質(今でいうHSP)で、周囲で起きていることや周囲の人々の感情に敏感なゆえに、他者の気持ちが勝手に自分の中に入ってきてしまうことから、もともと自分の気持ちが捉えにくかったのだということに気が付いたのは大人になってからでした。それまでは、それでもこの世界で生きていくためにどうにか「私」というのを見つけて生きていきながら、いつしか自分の中にあった想いがこの冒頭の言葉です。多感な思春期の頃、自分の領域に気付くと相手の感情が入ってきていたためにどちらの痛み・思いも自分事のように感じてしまい、 ひとりで勝手に沢山のものを背負いこんでいました。周囲の同じ年頃の子は自身の存在を自由に表現しているように見え、自分とは違って羨ましく思えたものです。

━━心と体その意味と役割。苦しみとその先にあるもの

 歳を重ねながらカウンセリングと心理学。量子力学やこの社会の土台となる観念について学び、移り変わる環境と時代と共に自分の心とその変容を客観的に見つめ続けていく人生へと移っていきます。

 仕事ではカウンセラー資格を携えて、沖縄県内本島の小学校で児童や保護者、教師のこころのケアに数年間従事。発達障害(自閉症・ADHD)や、HSP 、非行、家族間夫婦間虐待、DV、ネグレクト、愛着障害、アダルトチルドレン、登校しぶり、貧困、トラウマ、家族間コミュニケーションの不和など、多くのケースにあたります。

 その後ヒプノセラピーを学び、その仕組みのもととなる、経験による肉体(知覚)と心の機能、意識のしくみ、現実の認識の仕方を土台に、人間の感情、意識と世界の探求をすすめ深めていきます。特にワンネス(非二元)の在り方、すべては分かちがたく繋がっており、助け合い補い合いながら本質のあらゆるエネルギーの表現が個々の人生となっていることを確かに実感していきます。

━━人生で背負ってきたあらゆるものを下ろしていく 

 人生ストーリーの中で感情を通して自分自身が拾い上げていた多くの観念・信念に気付き、感じて手離していくことで、今までどれほどの自由を奪われていたかを知ることができます。

 人生の前半で経験し背負ってきたあらゆるものを癒しおろしていくと決めたあとの人生後半のストーリーは、「わたし」という肩の重荷がおり、想像できないほどに楽に、シンプルに、安心して、''あるがままの愛に包まれながら''人生が進んでいくのを感じながら歩いています。

━━最後に。

 私がヒプノセラピーの学びをはじめ、資格を取得しセッションを開始したのは今から約7年前になります。そこから2度目の出産育児をはさみながらご縁のあった方たちにヒプノセラピーやカウンセリングを受けて頂き、そのどれもが私にとって大切な時間と空間となり学びとなってきました。見せて頂くのは人生ストーリーから生まれる幾多の感情とそれに付随した観念。過去世での死と循環。そして心・自己意識が織りなすこの世界の壮大なしくみ。その学びは、恐れを隠し招くものではなくひたすらに私を奮い立たせ前進させてくれるものでした。

 それと共に、私のセッションの土台である心(マインド)・意識・肉体(知覚)と感情の仕組み・ワンネスにこれでもかというほどしっかりと根を張り、確固たる揺るぎのないものとなっていきました。それは、現実、つまり日常はスクリーンであり、映写機のフィルムであるのは自分自身のこころの中身である━というこの世界の原理を、心と体を通してひとつひとつ体感するためでした。

 家族や大切な人たちと織りなす日常を、どんな感情と観念と共に生きているか意識的になることは、映写機のフィルムである、過去の蓄積でできた自分自身のこころの中身を、ひとつ残らず見せてくれます。何の経験からどんなことを信じているのか。社会にあふれている情報から何を採用して自身に取り込んできたのか。です。

 嫌な出来事があって悲しい気持ちになったり、ショックを受けて落ち込んだり、家族と衝突して怒ったり、自分の中の感情が湧いてくるたびに、ひとつずつ手に取り拾い直し、受け入れ感じきることで、スクリーンである現実・日常のたしかな変容を、この心と体で体感し積み重ねてきました。それはわたしに、揺るぎのない安堵と平和と、言葉にできないほどの感動をもたらすものでした。

 その変容は、この世界の見方の変化となります。それは私の意識そのものと直結し、カウンセリングとヒプノセラピー、そのどちらのセッションにも鮮明に反映されていきました。

 感情とは、人生を一生共にする永遠のパートナーであり、エネルギーでもあり、私たちの本質への入り口でもあります。どんな出来事が起こっても、それをどう受け入れどう感じるかは人によって異なります。そしてそれは勝手に湧き上がってくるものです。沸き起こる思い、気持ち、感情、それがどんなものでも、ひとつ残らず自分自身にとっての正解なのです。

 その自分自身に与えられたあらゆる感情を受け入れることができたとき、内なる本質とともにこの世界の本当の姿-無限の愛だけを見はじめることが可能になります。
  
この世界には恐れではなく、愛しかないのです。

 感謝をこめて。